陰茎成長の経過としてサイズが一定値まで達する成人になるまでに、まず成長期というものが存在し、一般的に成長期とは、思春期を迎えた後の3~4年間をいいます。
男性の場合は、大体中学生~高校生ごろに大きく成長し、
医学的には骨に【骨端線】が残っている時期までが成長期と呼ばれており、身長や体毛、筋肉など男性ホルモンの関係で大きく変化していきます。
ここで、よく大きな誤解が生じていますが、身長などの成長を問題にした場合、筋組織や細胞などの問題よりも多くは骨格そのものの成長が必要な為、成長期を過ぎた後に大幅な成長を望むことは非常に難しいものと言えますが、陰茎自体は骨組織とは違い、ある程度軟度のある組織と血管細胞などで形成されています。
したがって、
身長に必要な骨組織とは異なり、陰茎は年齢問わず成長させることができる
普通の成人男性の血管
一概に全てが陰茎増大の因果関係に繋がるかといえばそうではありませんが、非常に近しい成長例としては、
ボディビルダーのような筋組織のトレーニングなどが挙げられます。
成人後の肉体変化としてはダイエットなどと共に非常に解りやすい例なので簡単に比較してみましょう。
まず、一般の成人男性の特にスポーツなどをしていない例を挙げてみると、右図のような上腕部の方を見られたことがあると思います。
こちらに対して下図はトレーニングしている男性の上腕部のようすです。
トレーニングなどの成長経過を記しているようなブログや画像などでもこういった比較画像は多く拝見できると思いますが、
陰茎増大についての相関関係として着目すべきは点は、
腕回りの血管組織の相違が重要な箇所です。
トレーニングしている男性の血管
体脂肪の減少により、痩せ型の方などはある程度血管が浮き出てくることはありますが、普通の男性と比べ、トレーニングしている男性の腕回りの血管については
非常に太く、長く走っている(伸びている)ということがよくわかります。
これは一体どういう変化かと言うと、筋力トレーニングをすると、主動筋(運動部位)へ動脈からより沢山の酸素を運ぼうとするため、血流がよくなり次第に血管も太く・長く発達します。
そして、これら発達した血管により、酸素と同時に沢山の栄養分も付近の細胞に行き渡りやすく、この場合三頭筋や二頭筋等の筋組織の成長を助けます。
身長を伸ばすなどの為の骨組織の成長は、成長期を過ぎると困難な問題ですが、年齢を過ぎた体重増加などに現れるように脂肪や血管、筋組織など変化しやすい組織については成長限界を気にせず、どのような年齢でも発達を促すことが可能です。
そして、
一度発達した血管は非常に元に戻りにくいという特徴があります。
悪い例による血管の発達などは、肥満による体重・体積増加による血管成長が挙げられます。
脂肪細胞も酸素と栄養供給を受けて老廃物を出さなくてはいけないため、
血管が脂肪細胞を立体的に取り囲まなければならないからです。
太って体重が増えるとそれに伴って血管の長さも立体的にかなり伸びることになり、
またこのように伸びた血管を心臓がつかさどるので、心臓は負担を受けるようになります。
成人の肥満による脳卒中や糖尿病、心筋梗塞などはこれにあたります。
一度太ってしまった状態を長く続けた人が中々元の体重に戻りにくいのは血管組織が発達して栄養分を以前より多く送り出そうとしているためです。
以前と同様の食事量などで体重維持を続けらるようになるには、体積に見合った血管量の収縮が行われるまでのそれなりの期間が必要になります。